貧乏人にとってお客様感謝デー5%割引は本当にオトクか。
私の節約術「セツヤクエスト」
イオン 西友 ダイエー ユニーなどの
大手スーパーには5%割引の日が存在する。
この日は自社のクレジットカードなどを掲示、
または決済することで支払金額から
5%を引いてくれる日のことで、
この日をなぜスーパー側が設けるのかは
自社のクレジットカードを作ってもらうことで
国際信販であるVISAなどを通さず決済ができるため
クレジットの決済手数料を抑えること。
固定客、リピーター客を確保すること。
キャッシングやリボ払いなどの手数料収入を見込んで
などといったことだろう。
また、大量に仕入れることで価格を落とさせたりする
バイイング・パワーを関係者に示す為とも受け取ることが出来る。
そんな5%引きデーだが、
果たして消費者、特に貧乏人についてオトクな日なのだろうか。
私は必ずしもオトクな日ではないと思っている。
なぜならば、
この5%割引が受けられる日が限られていること、
そして特定のクレジットカードやキャッシュカードなど
を持っていないといけないからだ。
特定の日に買いに行かなければいけないということは
その日にその店を通って帰らなければならないということだ。
必ずしもその特定の日にその店の付近に用事があるとは限らない。
もし、他にその店の周辺に用事がなく、
特定日の5%割引の為だけに
その店に行くのならば止めておいた方がいい。
その店に行く為のコスト・労力と5%割引
どちらがオトクだろうか。
あなたがスーパーで一回に買う金額を考えて欲しい。
大家族で加工品ばかりを買わない限り、
3000円ぐらいではなかろうか。
その金額の5%は150円ということになる。
もし、自動車やバイクで買い物しているなら
ガソリン1Lが160円前後の現在において
片道分にもならないだろう。
私の場合は牛乳や洗剤類程度なので
一回の買い物で1000円を超えることがない、
どんなにまとめ買いしても2000円程度だ。
つまり50~100円程度しか安くはならない。
通勤や通学経路に店がなければ
全く経済的ではないことがおわかりだろう。
更に、この5%割引デーはオトクだと思って
多くの人が店に訪れてレジに並ぶ。
レジ待ちで5分10分なんて事も起きかねない。
そうするとどうだろうか。
待ち時間を1分20円と考えたら100円~200円ということになる。
もはや通勤/通学経路であってもオトクか怪しいわけだ。
これがもし、子どもがいる家庭であれば
レジの待ち時間にレジ近くに置いてある商品が欲しいだとか
そういう話になってくる。
正にスーパー側の思うツボというわけだ。
大して要らないものを買って割引分の金額は飛んでいってしまう。
つまり
日々の食材を買う時はよほど安い場合を限り
通勤通学経路で買った方が良く、
5%割引もレジ待ちを考慮に入れて
トクであると判断出来る時のみ利用した方がいいだろう。
一円でも安くはそれに掛かる経費や時間を考慮に入れないと
むしろ損かもしれない、そんなお話でした。