豆腐製造業は規制業種で中小が乱立してるからスーパーとの価格交渉力がないのかも。
豆腐店、続々廃業「365日働いても利益ない」 : ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131102-OYT1T00227.htm
の話。
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豆腐 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%86%E8%85%90
現代日本の豆腐製造業
現代の日本における豆腐製造業者には、工場で大量生産する大手企業もあるが、中小企業や個人商店も非常に多い。これは、豆腐製造が微妙な技術を要することや、長期保存ができないなど、豆腐の特性が関係していると思われる[23]。
また、中小企業側は中小企業事業分野調整法により、大企業が進出しようとする場合、都道府県知事を通じて経済産業大臣に調整(進出計画の撤退、縮小)の申し出をすることができる[24][25]。そのため、当初大手メーカーは海外市場で販売を行っていた[24][25]。しかし、包装技術の向上(真空充填、チルドなど)により長期保存、大量輸送が可能となり、また流通構造が大きく変化した現在では牛乳販売店などの宅配網や、インターネット等を中心に販売している[24][25]。また、一部ではチルド製品を店頭販売している業者もある[26]。日本最大の製造業者は相模屋食料。
一方、中小企業を中心とする従来の店頭販売では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの事業者の価格決定権が強く特売が当たり前になってしまい、特売が希望小売価格状態になってしまって経営を圧迫している。さらに、原料である大豆はそのほとんどをアメリカに依存しているが、原料である非遺伝子組み換え大豆生産量はアメリカにおける生産数の一割以下であり、遺伝子組み換え価格の約3倍の価格もする。また、アメリカのエネルギー安全保障政策でバイオ燃料作物への転作が進み急激な高騰や、包装等の資材の原油価格高騰による原材料費高騰も経営を圧迫している。また、製造工程から出てくるおからは現在の法律上は産業廃棄物扱いであり、男前豆腐店の事件など不法投棄や処分費問題をかかえている。
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中小企業事業分野調整法によって
おおよそ4社ぐらいに集約する大企業化が進んでないから
スーパーに足元見られてるという風にも受け取れる。
日本で規制があって販路を築けなかったからなのか
ハウス食品はアメリカで豆腐メーカーとして活躍していて
森永乳業は自社の牛乳配達や通販のルートを使って
10ヵ月持つロングライフ豆腐を売っている。
米国豆腐シェアNo.1の「超意外」な企業:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20121217/241116/
森永乳業 森永絹ごしとうふ|トップページ
http://takuhaimilk.ne.jp/tofu/
安売り競争から抜け出せない状態では
中小零細の厳しい状況は今後も続くのだろう。
なんか似てるなというのは納豆で
あちらも中小零細メーカーの納豆が3パック48円とか58円とかで
常時販売されているのを見ると明確な違いが示せないと
原価で卸して何とか食いつなぐ所も多いんだろうなと思うわけです。
カップ麺とかもホームラン軒以外、
ヒットのないテーブルマーク=加ト吉=旧カネボウカップ麺部門が作ってるであろう
ノンフライのイオンベストプライスインスタントカップ麺58円を見ても
競争力のあるヒット商品を出さない限り、
工場の稼働率を上げる為にPBや安売りを要求されて
生き残れるかどうかのサバイバル状況にある企業は
足元を見られて続ける状況なのでしょう。
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スーパーが協賛金を求めるのは儲からないからでしょう。
地元系スーパーも競争力がない所はバタバタ倒れてますし
大規模チェーン化も進まないのは
元から安売りで利益が確保しにくいからという点が大きいのでしょう。
この前も他社を買収して仕入れを大きくして利鞘を稼ごうとした
地元系スーパーが潰れましたし、元から収益が薄い上に
他社買収に体力を取られて倒産というケースも今後続くのかなと思います。
どんな業界でも事業拡大して資金がショートして倒産とかありますからね。
ジリ貧か一か八かの拡大か。
人口と市場規模の減少が予想される日本で今後生き残るのは容易ではないですね。