残業代は企業へのペナルティ
「手当がもらえるなら・・・」 残業代を求める若者は「社会をなめている」のか? (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140923-00002082-bengocom-soci
残業代の趣旨としては
割増賃金にすることで残業を止めさせることで
労働者の心身を守るということだろう。
それを総所得が増えるからわざわざ残業するように調整する労働者だとか
残業を前提に労働の流れを組んでいる企業側だとか
両方共、頭がおかしいとしか言いようがありません。
自動車を運転する時に
法定速度60km/hの所で74km/hなら
滅多に取り締まられないから問題ないといってるようなもんです。
定時を過ぎたらさっさと帰れ
帰らないと管理者の昇進に関わるし行政的にもペナルティが加えられる
これがあるべき姿で外資系企業ではよくある話ですよね。
それを今度は政府がホワイトカラー・エグゼンプションだとか
裁量労働制だとかいいだして事実上のサービス残業の開放を行おうとしています。
現状ですら労働基準監督署が機能していないのにも関わらずです。
罰則が機能していないのであれば企業は限界ギリギリもしくはそれを超えて
一人あたりの労働を増やすことで自社で負担する費用を減らそうとするでしょう。
そうしなければ同じように違法状態を行っている企業に価格競争で勝てないからです。
この国が中世と言われる所以でしょう。
ワークライフバランスが叫ばれて10年近くは経つでしょうか
おかしな前提で物事を考えてるから
結婚でフルに働けないなら辞めろ
働き過ぎで怪我したから辞めろ
鬱になったなら辞めろ
なんて誰も得しないストレスフルな世の中が出来上がるんです。
最低限の条件も満たせない企業は人を雇ってはいけないですし
自営業で自分一人でやってくださいということです。