【豆知識】法事の引き出物で清めの塩はおかしい。
毎度不思議に思うことがある。
それは香典返しや引き出物に入ってる清めの塩のこと。
そもそも清めの塩というものが神道的な考え方に基づくもので
死を穢れとして扱うから清めるために塩が必要であるということであろう。
しかし仏教に死を穢れという風に扱う慣習はなく
死は輪廻転生で生まれ変わりを意味するもので
ましてや親族や大切な人の死が不浄であるという考え方は理解し難いものになる。
実際に宗派にもよるが清めの塩というものは廃止されているようだ。
葬儀から戻った時の塩でのお清めについて。一派的な習慣で家に入る前に... - Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1254901172
臨済宗妙心寺派長江山 宝久寺
http://houkyuji.jp/parasite/story2_9.html
葬儀式における「清め塩」廃止のお願い
http://www009.upp.so-net.ne.jp/kobako/dousiyuren.html
清めの塩について:浄土宗
http://jodo.or.jp/jinkendowa/kiyomenoshio.html
ちなみに盛り塩も牛車を留めるためという意味が
転じての商売繁盛という意味はあっても
結界だのいう効果はないでしょう。
盛り塩 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%9B%E3%82%8A%E5%A1%A9
つまり仏式の葬式に行ったから盛り塩や塩用意しとけというのは
間違いではないかと思うわけです。
「清め塩」に対する仏教関係者の意見 - 「神社と神道」総合サイト
http://jinja.jp/modules/jikyoku/index.php?content_id=17
こちらを読むと少なくとも法事の引き出物で渡される清め塩は
業者が用意したものあると理解した方がいいでしょう。