納豆の歴史と美味しい食べ方
#納豆に何入れたら一番おいしいか選手権 - hitode909の日記
http://hitode909.hatenablog.com/entry/2015/03/30/215342
が人気らしいので納豆について書いてみたいと思います。
納豆は大豆を蒸して納豆菌を付けて発酵させたものです。
市販で売られている納豆に使われている納豆菌の大半は
北海道帝国大学農科大学(北海道大学)から売りだされた
納豆生成菌の水溶液が源流とも言われています。
納豆菌の抽出は
1906年の東京帝国大学農科大学(東京大学)沢村真博士
納豆菌の中から単独菌への分離と菌の改良は
1913年の盛岡高等農林学校(岩手大学)教授の村松舜祐博士
近代製法の確立と納豆菌の培養販売普及を行ったのが
1918年北海道帝国大学農科大学(北海道大学)教授の半澤洵博士
納豆文化史
http://www.yamadafoods.co.jp/siryou/bunka.htm
近代納豆あれこれ - 納豆
http://seesaawiki.jp/w/taiji141/d/%b6%e1%c2%e5%c7%bc%c6%a6%a4%a2%a4%ec%a4%b3%a4%ec
近代納豆文献リスト - 納豆
http://seesaawiki.jp/w/taiji141/d/%B6%E1%C2%E5%C7%BC%C6%A6%CA%B8%B8%A5%A5%EA%A5%B9%A5%C8
A-HITBio:プロダクト
http://www.a-hitbio.com/product/natto2.html
起源は謎、日本人の好物「ネバネバ、ズルズル」|食の安全|JBpress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34346?page=4
半澤博士 - 納豆
http://seesaawiki.jp/w/taiji141/d/%C8%BE%DF%B7%C7%EE%BB%CE
1918年(大正7年)頃、応用菌学教室から「納豆菌」と命名された液体-納豆生成菌の水溶液が売り出された。また、この販売に合わせ半澤博士は「納豆菌と其使用法」(1918年、北海道農会報)を発表し、純粋培養による納豆生成菌を使用した製造法を世に訴えた。
「納豆菌」という名称は、近代納豆のスタートと共に誕生したことになる。
納豆の旨味成分はグルタミン酸というアミノ酸で
植物の旨味であるグルタミン酸と動物の旨味であるイノシン酸を合わせることで
グルタミン酸が単独である状態と比べて7倍強く旨味を感じます。
だしの文化がうま味を発見/うま味の相乗効果|うま味(2/5)|ニッスイ企業情報サイト
http://www.nissui.co.jp/academy/taste/05/02.html
ですので納豆+醤油だけだと
植物+植物なので美味しく感じにくいわけです。
これを納豆+かつお節の入っただし汁やめんつゆという
植物+動物に変えるだけで飛躍的に美味しくなります。
これに上記の旨味成分の他に
糖分や塩分という人間の体が欲するものが入っている為、
納豆のタレが美味しく感じるのです。
納豆では匂いのが問題となり嫌いだという人がいます。
納豆のニオイの元はアンモニア臭ですので
アンモニア臭を抑える
硫化アリルが入っているネギ類
アリルイソチオシアネートが入っている辛子、大根おろし
を入れることでアンモニア臭を緩和することができます。
納豆に生卵を混ぜる人がいますが
個人的には味がボヤけると思うので
納豆+ネギ+つゆの納豆ご飯として先に食べてから
たまごを入れて卵かけごはんとして食べるようにしています。
納豆をかき混ぜる時は
最初につゆと合わせると混ざりにくいので最初に納豆を混ぜてから
つゆや大根おろしといった汁気のあるものを加えた方がよいでしょう。
納豆と豆腐とネギを混ぜた納豆豆腐丼も好きですね。
だしの効いた味噌汁と納豆を合わせた納豆汁も美味しいです。
一般的な納豆の食べ合わせで評価が高いのは
キムチと合わせたキムチ納豆ですね。
キムチも発酵食品ですので納豆との相性は良く
キムチのつけ汁に動物性の旨味調味料も含まれていますので美味しいと思います。