スマホの買い替え時期について考える。
前回、ヤフオクでの白ロム相場を一覧で載せてみましたが
Cortex-A15の時代が3年から2年半ほど続いたことがわかりました。
2015年4月18日現在のヤフオクでの白ロム相場について
http://bobcoffee.0012.org/entry/2015/04/18/072918
そこで見えてきたのが
Cortex-A15 4コア RAM 2GBというスペックが
浸透しているということでした。
Cortex-A15の次に当たる
Cortex-A57は今度の春モデルでようやく出回るとのこと。
問題なのはこの次の2016年中に
Cortex-A72というA15比で3.5倍の性能が出るCPUが登場する予定で
Cortex-A57を搭載するモデルは合間の機種になる可能が高いということです。
ASCII.jp:現行の3.5倍の性能を持つ新CPU「Cortex-A72」を中国で発表したARM (1/2)
http://ascii.jp/elem/000/000/977/977239/
Cortex-A15比の性能
12-14年Cortex-A15 1
2015年Cortex-A57 1.9
2016年Cortex-A72 3.5
過去の事例から見るとサンプル出荷から半年程度で
商品として出回るので来年の春か夏頃には
Cortex-A72を載せた機種が市場に出回って可能性もあります。
Snapdragon - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Snapdragon
AQUOS PHONE ZETA SH-01Fが去年末あたりから
キャッシュバック対象の端末になってることから考えると
発表から1年程度で0円端末化すると考えることができる。
つまりCortex-A72を搭載したスマホが
0円端末として流れるのは2017年程度ということになる。
それまでにアプリ開発者が
2012~2014年まで使い普及しきっている
Cortex-A15 4コア RAM2GB程度の
スマートフォンを無視することは難しい。
ということは消費者としては
現在の市場環境が維持されると考えた場合は
Cortex-A15 4コア RAM2GB程度の機種を2017年まで使い、
Cortex-A75のスマホが0円端末に近い状態まで値段が落ちてから乗り換えることが
無理のない買い替え時期になると思います。
このCortex-A15 4コア RAM2GB程度のスマホというのは
現状のSIMフリースマホとどれくらい性能差があるかというと
最新スマートフォン徹底比較:4.5~5型の最新SIMロックフリースマホを徹底比較――基本スペック&持ちやすさ編 (2/3) - ITmedia Mobile
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1411/27/news054_2.html
によると
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ZenFone 5 MSM8926(A7*4)2GB 29800円
Ascend G6 MSM8926(A7*4)1GB 29800円
Ascend P7 Krin910T(A9*4)2GB 39800円
Ascend G620S MSM8916(A53*4)1GB 22000円
LG G2 mini MSM8926(A7*4)1GB (バッテリー交換可能)34080円
ZTE Blade Vec 4G MSM8926(A7*4)1GB 20833円
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同クロックである場合
A7はA9より若干劣る程度で
A15はA9の二倍程度の性能ですから
A7*4≒A9*4≒A15*2
といえるでしょう。
Antutuベンチでおよそ13000になっています。
A15*4コアの場合はクロック数や画面の解像度によって違いますが
26000-36000程度は出るようです。
つまり、SIMフリー機でさも格安だよと言ってるような機種は
キャリア端末より二倍高くて2分の1の性能ということが現状なのです。
【APad】中華パッド/Androidタブレット【iped】wiki - SoC(CPU)まとめ
http://www37.atwiki.jp/china_pad/pages/166.html
docomoスマートフォン性能のランキング~スマホのベンチマーク総選挙~ - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133968447630891101
auスマートフォンの性能ランキング~スマホのベンチマーク比較総選挙~ - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2135121651193879601
そのような現状もASUSが発表したZenfone 2で一転しそうです。
注目のSIMフリー機
Zenfone 2はAntutuベンチが
43000(ZE551ML)
50000(ZE550ML)ほどで
ミドルクラスのZE550MLが
台湾発表価格が23000円
ヨーロッパの価格が32000円
個人輸入販売のexpansysが24735円+送料2100円で26835円
あたりで考えると
日本国内価格が30000-35000円程度になるでしょう。
現在のヤフオクでの白ロム相場が
販売から半年経った新品で30000円程度ですから
Zenfone 2がこの価格で日本の技適を通して対応周波数帯も合わせてくるなら
国内メーカーどころかサムスンあたりも相当苦しくなると思います。
検索結果: "zenfone 2" - EXPANSYS 日本
http://www.expansys.jp//s.aspx?search=zenfone%202
Zenfone 2 メモリ2GBモデルの AnTuTu benchmark ベンチマーク結果は ハイエンドクラスのスコア | スマホ・MVNO情報サイト SIMSIM(シムシム)
http://simfreemvno.com/170/
ZenFone 2 4GB RAMモデルのAntutuスコアが判明 | juggly.cn
http://juggly.cn/archives/143034.html
ZenFone2、ZenFone5、Nexus6、Zenfone Zoomのスペックを比較してみた
http://kaji-raku.net/gadget/1005#i-4
日本最速レポ?ASUSのイベントに参加して、ZenFone 2を買ってみた - 週アスPLUS
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/313/313489/
EXPANSYSがASUS ZenFone2 ZE551MLの販売を開始!販売価格は35,590円 - あんこの中身
http://ankononakami.hatenablog.com/entry/2015/04/18/165650
それでもZenfone 2はAtomを採用しているので
Android+ARMで育ってきたスマホ市場でアプリの非対応問題があり
一部で動作しないアプリがあるとのことですが、
4世代目となったx86+AndroidのZenfoneと考えると
互換性についてはAndroid5.xと4.x程度の差でしかないのかもしれません。
格安SIMで使う場合は
型落ち狙いの方なら
Cortex-A15*4コア(ARM)+RAM2GB
あたりの中古白ロムを1~2万円程度で買って2017年まで使うか
今年日本で発売されるであろう
ZenFone2を買うかはあなた次第といったところでしょうか。