貧乏人は麦を食え。年収200万円時代を生きる方法。-bobcoffeeの麦食指南

年収200万以下の人に送る、それ以上の人は行わないでください。(健康に関することは除く)

中華パッドがオススメできない理由。【もし買うならIntelのCPUが載っているものがオススメ。】

武雄市、小中学校タブレットiPadに決定→導入直前にKEIANに変更→不良品の山に 選定委は黒塗り ぶる速-VIP
http://burusoku-vip.com/archives/1751217.html

この話ですね。

 

  

恵安に関しては日本の代理店ですが

自分の所で工場を持ってイチから作っている会社ではないでしょう。

実質的に輸入代理店みたいなものです。

 

恵安って中国のメーカーって思われがちだけど、日本の企業だよ。
http://ggeek.me/archives/36413793

恵安株式会社 会社概要
https://www.keian.co.jp/aboutus/index.html

 

 

問題は恵安ではなく中華パッドの製造元についての話です。

 

 

皆さんはパソコンを使ったことがあるでしょうか?

 

Apple以外のパソコンでは基本的にオープンアーキテクチャという

製品規格を公開して規格にあったものを作っていこうという流れがあります。

 

PC/AT - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/PC/AT

PC/AT互換機 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/PC/AT%E4%BA%92%E6%8F%9B%E6%A9%9F

 

PC/ATは元々は

IBMというコンピュータメーカーが公開した規格ですが

規格を公開した以上、OSかCPUのどちらかを押さえてないと

主導的立場をとれないわけですが

 

OSはMicrosoft

CPUはIntel

に抑えられてしまったので

 

その後のパソコン規格は

Intelが作ってきたといっても過言ではないでしょう。

 

ですがオープン規格である以上

色々なメーカーがチップの開発などを行ってきました。

その中で自社のチップを採用してもらうには

そのチップを使って作られた見本が必要になります。

 

それがリファレンスモデルという

チップメーカーによって作られた公式モデルが存在します。

 

チップメーカーが自ら設計したものですから

品質が高くチップを買ったメーカーは全く同じものを製造してもOK

(というよりもチップを売るために設計を公開している)

という仕組みで

 

最近のCMで多い特許が切れた薬と同じで

研究開発コストが抑えられるので高品質で安い製品ができる

ということに似ていますね。

 

 

さて、中華パッドに話を戻しますが

この中華パッドに搭載されているCPUチップはどこのメーカーでしょうか?

 

Androidタブレットの場合、

CPUの規格としてはARMが基本設計を作っていますが

それを製造するのは各チップメーカーという事になります。

 

ARMは基本設計を許諾するだけなので

その後の機能の拡張に対する責任を負うことは出来ません。

つまりリファレンスモデルを作るのは

製造を担当するチップメーカーということになりますよね?

 

ARMが基本設計を許諾するシステムになったことで

多くのCPUメーカーが誕生しました。

中華パッドに採用されているCPUもそのようなCPUを採用しています。

 

そこで問題なのはチップ自体は似たようなものでも

リファレンスモデルの品質はチップメーカーの技術力によりバラつきが発生します、

最悪の場合、リファレンスモデルなどない事もあるかもしれません。

 

そうなると中華パッドを製造するメーカーの技術力が

モロに製品に反映されてしまうので

非常に故障率の高い製品ができる可能性があるのです。

 

数千円安いから中華パッドを買おうというは

地雷原を歩いてるようないつ不良品に当たるか分からないので

リスクとメリットに合わない話となります。

 

 

Androidタブレットを買いたいという方は

パソコンの基板製造元として長く携わり、

スマホの設計や販売を行っているメーカーの製品を選ぶことをオススメします。

 

EMS (製造業) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/EMS_%28%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%A5%AD%29

 

ASUSは日本のパソコンメーカーのOEMを担当した実績もあり

自社ブランドの製品の品質も他のメーカーと引けをとらないレベルにあります。

ASUSクラスの実績と実力があるメーカーをオススメします。

 

一方、Windowsタブレットの場合

CPUがIntelですからIntelが設計したリファレンスモデルが存在します。

 

それと全く同じ製品が一万円程度から出回る状態にありますので

下手な自己設計のARMのCPUが載ったAndroid中華パッドより

Windowsタブレットの方が高品質であると言えるでしょう。

 

また、最近になってAndroidIntelのCPUに対応しました。

AndroidタブレットでもIntelのCPUが載った製品に関しては

Intelのリファレンスモデルに基づいて製造されていると思うので

 

もし低価格の中華パッドを買う場合は

IntelのCPUが載っているものを選びましょう。