移動手段としての青春18きっぷの使い方を考える。
青春18きっぷでだらだら旅をするのが好きだ - phaの日記
http://pha.hateblo.jp/entry/2015/07/17/195816
を見て思ったこと。
青春18きっぷとは
5枚つづりのJR在来線一日乗車券のことで
普通列車と快速列車の自由席に乗ることが出来ます。
価格は11850円なので
一日分の価格は2370円となります。
おトクなきっぷ:JR東日本
http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2125
全国のJR線の普通列車が1回あたり2,370円で1日乗り放題です。1人で5回分または5人までのグループ利用ができます。
発売箇所
お求め・お問い合わせは、JR東日本の主な駅のみどりの窓口、びゅうプラザ、提携販売センターおよび主な旅行会社、並びに全国のJRの主な駅のみどりの窓口・旅行センターへ。
(一部お取扱いしていない箇所もあります。)
期間
発売期間春:平成27年2月20日~平成27年3月31日
夏:平成27年7月1日~平成27年8月31日
冬:平成27年12月1日~平成27年12月31日
有効期間 1日間(1回につき) ※5回分セット
利用期間春:平成27年3月1日~平成27年4月10日
夏:平成27年7月20日~平成27年9月10日
冬:平成27年12月10日~平成28年1月10日
さて、今回問題としたいのは
移動手段としての青春18きっぷの使い方についてです。
長距離の都市間移動に関しては
高速バスの深夜便と格安航空会社(LCC)との
激烈な競争突入しているので
大都市間の移動に際しては
これらの交通手段と比較した時に
単純な移動手段としては負けてしまいます。
青春18きっぷに関しては
夜行列車が減少する中指定券を取ったとしても
乗れる便が非常に限られているということが現状ですので
寝てる間に移動出来るメリットは
高速バスに負けていると言わざるえません。
現状では
ムーンライトながら 東京-名古屋-大垣(岐阜)
ムーンライト信州 新宿-松本-白馬(長野)
この2つが指定席を取れば乗れる夜行列車になります。
青春18きっぷで乗れる夜行列車「ムーンライト」、ながら、えちご、信州の運転日と時刻表、料金|青春18きっぷ研究所
http://seisyun.tabiris.com/train07.html
東海道本線「快速ムーンライトながら」東京〜大垣
・東京発 23:10 大垣着 5:51 最新の運行日はこちら
・大垣発 22:49 東京着 5:05 最新の運行日はこちら
中央本線「快速ムーンライト信州」
・新宿発 23:54 白馬着 5:40 最新の運行日はこちら
※ムーンライト信州は上り(白馬発)はありません。
ムーンライトながらガイド|時刻編
http://hit.vis.ne.jp/nagara/timetable.html
ムーンライト信州の2015年時刻表、運転日、料金、裏技|JR青春18きっぷ研究所
http://seisyun.tabiris.com/shinshu.html
青春18きっぷの性質上、
12時を超えた後の直近の停車駅で1日分を消費してしまうので
岐阜と白馬村に用事がある方以外は
コスト的にメリットがあるとは思えないということですね。
ムーンライトながら
小田原までの乗車料金+ムーンライトの指定券
ムーンライト信州
立川までの乗車料金+ムーンライトの指定券
これらで1000円~2000円近く掛かるでしょう。
+一日分の価格2370円
=3370~4370円と考えて
それぞれの料金を
東京発の高速バスと比較してみると
夜行バス 東京 愛知 7月24日 最安値情報 | 夜行バス比較なび
http://www.bushikaku.net/search/tokyo_aichi/time_division_type-night/
東京→名古屋 1900-4400円(夜行)
夜行バス 東京 岐阜 最安値情報 | 夜行バス比較なび
http://www.bushikaku.net/search/tokyo_gifu/time_division_type-night/
東京→岐阜 3500-5040円(夜行)
夜行バス 東京 長野 最安値情報 | 夜行バス比較なび
http://www.bushikaku.net/search/tokyo_nagano/time_division_type-night/
東京・川崎・千葉→長野 3000円(夜行)
東京・千葉~長野 成田空港・TDR・上野→松本・長野 6900円(夜行)
新宿→松本(6:00~9:12)2650~3500円
新宿→白馬(6:30~11:38)3000円〜4850円
となり、安全性やプレミアム感を除けば
価格的には同じでほぼ毎日乗れる気軽さを考えると
高速深夜バスに勝つということは難しいでしょう。
この高速深夜バスの優勢は
東京~青森
東京~大阪
大阪~福岡
まであるので
近くの都市まで高速深夜バスで移動して
そこから青春18きっぷを使う方が
金銭的にも時間的にも合理的です。
格安航空会社(LCC)の場合は
体力と時間的なことを考えると
東京~北海道
東京~福岡
ここまで離れているといくら安くても
LCCの方が優位です。
(その日のうちに着かない鉄道と3~4時間で着くLCCでは比較になりません。)
青春18きっぷでの東京〜博多の利用ガイドとモデルルート、裏技|青春18きっぷ研究所
http://seisyun.tabiris.com/kukan03.html
またどうやっても鉄道では行けない
沖縄や鹿児島の離島行きの便もあります。
やはり都市間移動には
高速深夜バスか格安航空会社(LCC)が優位といえるでしょう。
何も考えないで自由に乗り降り出来る青春18きっぷですが
その自由さは目的地に着かなった場合の宿の確保など
問題も含んでいるので
事前の調査や無理のない移動プランを組んでから
利用された方が良いと思います。
関連
初心者が落ちる「青春18きっぷ」の落とし穴 - Yahoo!知恵袋
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n152959
青春18きっぷ検索|乗換案内|ジョルダン
http://www.jorudan.co.jp/norikae/cgi/nori.cgi?S=1&pg=1&