消費地から離れるとトレンドが読めなくなる論
『日本のオタク系クリエイターはどんな好条件でも海外で仕事しようとしない』なぜ?→その回答が秀逸すぎる - Togetterまとめ
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これを見て思い出したのが
消費地から離れるとトレンド=消費傾向が読めなくなるから
という話。
例えば
ピンクレディーがアメリカ進出から日本に戻ってきた後の人気の低下や
小室哲哉がロサンゼルスに拠点を移した後にブームが終わった話、
フジテレビが河田町から陸の孤島のお台場に移転した事が
現在の低迷の原因だ、なんていう人もいますよね。
逆に
全国の地方を相手にしているジャパネットたかたは
本社は長崎県佐世保市で自社スタジオを持っています。
テレビ通販はリアルタイムに顧客とダイレクトに繋がることで
情報が得られ即座に対策ができるということが
地方でもやっていける理由と言えるでしょう。
『日本のオタク系クリエイターはどんな好条件でも海外で仕事しようとしない』
という話に関しては
海外でアニメが見られるCrunchyrollなども出てきていますが
雑誌や同人誌などは日本でしか手に入らないでしょうし
アニメ関連のイベントは東京一極集中でしょう。
「オタクが移住したくなる田舎」と「テレビ局新設による復興」 - Togetterまとめ
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あたりを見ても
アニメだけで済む話なら高速回線さえあれば海外でもいいよね、
という事になりそうな気もします。
結局は流れの早い現代で
消費者に受け入れられるものを生み出すには
人との繋がりが絶対要件であり、
それはネットだけで済むのか。
という話になるのではないでしょうか?
自分で需要を読む力がない場合は
ただ部品を供給するサプライヤーでしかなく
製品を提示できるメーカーには成り得ない。
そういう意味で消費地から離れない事が
自らの競争力を維持する事だと
自然と分かっているのかもしれませんね。