貧乏人は麦を食え。年収200万円時代を生きる方法。-bobcoffeeの麦食指南

年収200万以下の人に送る、それ以上の人は行わないでください。(健康に関することは除く)

新品価格5000円以下のものを修理するメリットはほぼ無い。

古い扇風機で火災事故が頻発しています、古い扇風機は捨てましょう。
http://bobcoffee.0012.org/entry/2016/06/15/164348

に関連して

 

いやいや。 - 深淵
http://abyss.hatenablog.jp/entry/2016/06/16/102255

生命と財産を守るために適切な使用期間を守ること、 少しでも異常を感じたら廃棄することをオススメします。
古い扇風機で火災事故が頻発しています、古い扇風機は捨てましょう。 - 貧乏人は麦を食え。年収200万円時代を生きる方法。-bobcoffeeの麦食指南


分解掃除や修理しようよ。

というコメントがあったので以前書いた内容を再掲載しますが

安いものを修理するメリットはほぼありません。

 

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モノが壊れたら捨てなさい。 
http://bobcoffee.0012.org/entry/2013/11/02/130941

 

さて、前に

パソコンが壊れたら捨てなさい。

http://bobcoffee.hatenadiary.com/entry/2013/10/11/195109

を書いたが今回は全般的な話をしよう。

 

基本的に直して使う事に経済的メリットが発生する事は

100円ショップが存在し、

あらゆる製造工程が機械化されている現代の日本では

少なくとも数万円以上の製品でないと

直してまで使う価値は発生しないだろう。

 

そしてその購入時に少なくとも数万円以上掛かった製品は

中古市場では新製品の登場や新製品の低価格化、

普及率の向上によって購入時の半額や3分の1以下の価値しか無いケースも多くある。

 

購入時ではなく、現在の市場価格を考えた場合には

尚更、直す価値の無いものになってしまう。

 

もちろん、直すかどうかの判断は「直す」レベルの程度による。

 

壊れたが動作に影響しないとか、

時間も部品も発生せずにすぐに治せるかとか

そのようなケースであれば補修をして使う価値はあるだろう。

 

しかし買った時に5000円程度だった家電に

仕組みの知らない素人が10時間掛けても直せず壊したでは

学習の効果はともかくとして製品としての効果は失われる事になる。

 

また、多くのデジタル家電は修理するより

買い替えたほうが安いというケースが多い。

 

例えば

32インチの液晶テレビなら修理代で新品が買えてしまうし、

ノートパソコンも3~4万円程度で

A5サイズ15.6インチの新品ノートパソコンが買えてしまうのに

修理代でそれを超えるなんてことも普通にありえる。

 

特にパソコンの場合は6年経てば

リース落ちが市場に溢れかえる事になるので

OS付きでも1万円程度にしかならない。

 

全くもって修理に向かない商品であるとお分かりいただけることだろう。

 

例)

dynabook.com | サポート情報 | 東芝ノートパソコン修理 概算料金

http://dynabook.com/assistpc/repaircenter/re_list.htm

 

修理はそれ以上の価格が掛かってしまうことが

普通にある事でこれはデジタル家電時代では

もはや当たり前という事例になってきている。

 

スマートフォンも同様で

ドコモからのお知らせ : ドコモプレミアクラブ/ドコモビジネスプレミアクラブの改定内容の変更について | NTTドコモ

http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/131003_01.html

安心ケータイサポート│auアフターサービス│au

http://www.au.kddi.com/mobile/service/after-service/ketai-support/

あんしん保証パック | モバイル | ソフトバンク

http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/smartphone/backup_service_pack/#service-detail

を見ても分かるように

 

2013年冬モデルから修理に対する割引を受けるには

ドコモとAUは月額399円、

ソフトバンクは月額525円掛かることになる。

これを一年に換算すると

 

ドコモとAU 399円*12ヵ月=4788円 

+修理上限5250円なら10038円となり一年落ちの白ロム価格とほぼ同等になる。

 

二年で一万円近くに達することになるのだから、

保証を付けると機種さえ選ばなければ白ロムを買えるという

保証や修理が微妙になる状況になってきている。

 

 

一般に修理の場合は

大型電気店でもメーカーに送ってしまうし

街の電気屋さんでもここが悪いとなったらその場では直せず、

メーカーに壊れた部分が含まれるユニットを注文して

まるまる交換することになるので高額となってしまう。

 

結局のところ、修理や補修は一時凌ぎでしかなく

一度壊れたら同じ症状が発生しやすいものなので

追加の投資をすることは業務用で買い換えたら数百万というケース以外では

修理を考えるべきではないのかもしれない。

 

高額家電を買う場合は

販売店の長期保証やメーカーの長期保証に頼った方が良く、

5000円程度ならメーカー保証を過ぎて壊れたなら捨てたり

ヤフオクなどで不稼働品として売ったほうがいいだろう。

 

修理しないで捨てるなんてエコじゃないという人がいるかもしれないが

3Rには直して使うという概念にRepairは入っていない。

 

エコロジーについて

3Rと言われる

リデュース:減らす

リユース:繰り返し使う

リサイクル:再資源化

 

3R - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/3R

 

 リペア(修理)は繰り返し使うの部分に入っていそうだが

実際の経済活動では規格化されていないものは効率を落とす原因になる為、

流通物としては価格競争力を落とすことに繋がり、選択肢としては選ばれにくい。

 

詳しくはこちらへ

貧乏人はリサイクルショップで買い物をすべきではない。

http://bobcoffee.hatenadiary.com/entry/Recycle-shop

 

そう考えると一品物として価格が高いものでないと

修理の経済的メリットがないと言えるのではないだろうか。

 

そのような条件に該当する

修理や補強をするメリットがあるものは

高価格な業務用機械

住宅、マンションや橋などの建築物

程度のもので

 

自動車ですら中古価格の推移を考えると

修理による経済的メリットは怪しい。

 

 

モノが壊れたら捨てる。=利用価値が無いから捨てる。

断捨離ではないが使えなくなったものをいつまでも置いていても

必要な物を探しだす手間を増やし、決断を遅らせるだけだろう。

 

壊れたモノを持ち続けるということは

利益ではなく負債であるという価値感覚を持つことが

現代社会では求められている。

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扇風機は3000円もあれば買えますし

円高の時だと1000円以下で購入が可能でした。

 

分解して部品が劣化してましたとなった場合に

コンデンサなどを取り寄せてしてハンダ付けしてという

技能が誰でもあるわけではありませんし

作業時間のコストもタダではありません。

 

作業を公開することで収益に結びつけるなら別ですが

大半の人は買い換えた方が早いし安全です。

 

だから捨てなさいと書いたわけです。