「美しい国日本」は現代の奴隷制度を見過ごすのか。

WEB特集「俺の愛人になれ」ニッポンの現実外国人技能実習生の悲鳴 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190701/k10011971111000.html

について思うこと。

一般に外国人が日本で働く方法としては大きく分けて４種類あります。

「永住者・日本人配偶者」「一般的な就労ビザ（大学研究職など）」「留学生」「技能実習生」

特に問題になっているのは「留学生」「技能実習生」でしょう。

留学生であれば学業に影響のない範囲で一部を除き職種に制限なく週28時間の労働が許可されています。

技能実習生については３年ないし一時帰国による最長５年、日本で実習と言う名の労働を行うことができ、こちらは原則受け入れた企業から転職できません。

技能実習生についての問題は
日本に来れば儲かる自由に働けると嘘を付いて家族親戚から
数百万の借金をさせて連れてくるブローカー、

転職出来ない事をいいことに
最低賃金も守らず、劣悪な住環境、命を落としたり大怪我をするような
危険な労働をさせる企業、

それを制限せず、むしろ拡大しようという政治、

そして無関心、もしくは見て見ぬ振りや気づかない振りをする私たち個人です。

技能実習生を受け入れるような業種は
本来は撤退、高付加価値化、海外移転、自動化のどれかをしなければいけない産業です。

知識のない外国人の方を騙すような形で
扱いやすい奴隷のようにすることは将来に禍根を残します。

日本の人口は現在でも毎年43万人減り、
2035年には毎年100万人まで減少が加速し
2060年には全人口が8700万人になると言われています。

こういう状況で国力を下支えするために不可欠な外国人の使い捨てを行うことがどうなるか。
火を見るよりも明らかです。

根本的にこの国の経済界の人は
団塊ジュニアを切り捨て、止血したつもりで人口の再生産を止め、
更に外国人まで食い物にするのかと。

自分さえ良ければそれでいい、
事なかれ主義が日本の競争力を弱くした事にいい加減気付くべきでしょう。

本質的に日本人は劣化したのか、それとも昔から変わってないのか。

今後の日本を思うにインターネットという世界が一瞬で繋がる世の中で

人権無視も甚だしい現状を追認し加担することは
日本国の悪評を広めることになり
よほど「国賊」であろうと思うのであります。

皆さんはどうお考えだろうか？

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