貧乏人は無理をして大学に行くべきか?
私の節約術「セツヤクエスト」
狂った日本の奨学金制度:大学卒業のために「720万円の借金(利子付き)」を背負うのは自己責任?(イケダハヤト) - 個人 - Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ikedahayato/20131009-00028786/
を見て思ったこと。
大学卒並みの教養は必要だが必ずしも大学に入る必要はない。
というのが私の結論だ。
上記の記事内で
MOOCに触れられているが
今後はより広がりを見せるだろうし、
いわゆる文系なら放送大学に籍だけ入れば
大学生としてのインフラを使いたい放題
放送大学>学部>学費
http://www.ouj.ac.jp/hp/gakubu/gakubu12.html
入学費24000円に4期(2年)毎に
1単位(5500円)以上取れば学籍を維持できる為
10万円もあれば10年近く在籍できることになる。
最近では在学生向けにBSや地上波(関東)で
放送期間中の授業をほぼ全部ストリーミングで見ることが出来る。
最近では情報系にも力を入れてきてるので
後5年も経てば相当層の厚いライブラリが出来上がるだろう。
東京に住んでる人であれば
明治大学リバティアカデミー
という生涯教育への活用に向けた取り組みもある。
入会と受講のご案内 | 明治大学リバティアカデミー
https://academy.meiji.jp/guide/kiyaku/
費用は3年間で3000円、
図書館も利用可能で大学内書店での割引も受けられる。
また、
これから大学生になってなりたい、
学卒が必要な人だがお金がない人は
夜間学部、通信制や大学校などもある。
大学校 - Wikipedia
また、公務員になってから放送大学などの通信制の大学に通うなどといったことも出来るだろう。
(放送大学は公務員のキャリアアップにも使われている。)
放送大学→他の大学の大学院というコースも
本人の力量次第で取ることができる。
大学の夜間学部や通信制については
概ね100万円程度か少し超えるぐらいで
卒業単位分の学費はまかなえる。
元記事に書かれている問題点の根本は
学費に対する奨学金ではなく(私学でない限り)、
上京した時に掛かる生活費の問題だろう。
そこが都市と地方の差を如実に表している点といえよう、
生まれる時から格差が出来るのは社会全体の利益としても許容しがたい。
そこには
貧乏人の一人暮らし 新生活で必要な生活用品は5万円で収まるか?
http://bobcoffee.hatenadiary.com/entry/2013/10/02/201314
貧乏人は失敗が出来ない。
http://bobcoffee.hatenadiary.com/entry/2013/10/03/154949
で触れた話となります。
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前回の試算
4万円の家賃×4ヵ月(敷金3ヵ月家賃1ヵ月分)16万円
3ヶ月目までの家賃+8万円
3ヶ月の食費・公共料金で9万円、
ゼロから新生活に必要な初期投資 75465円
合計40万5465円
今回の方法(特別なシェアハウス)での負担額
交代なし(24時間)3万円×3ヵ月=9万円
合計9万円
このように集団生活をして固定費を削減するしか方法はないでしょう。
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借金とは
貧乏人に唯一残されている
体と時間という資本を奪われるという行為です。
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一方、日本はデフレといわれていますね。
デフレというのはお金の価値が重くなる、
物の価値が下がるということです。
つまり、みんな買わないから物の価値が下がるわけで
例えば今の日本で貧乏人に金を貸して
商売を行っても大半は失敗するでしょう。
それはもともと返済能力が弱いこと、
そしてバッファとなる貯蓄がなく、
市場環境も悪いからです。
では、貧乏人がすべき対策は何なのか?というのは
貯蓄してバッファ(緩衝)を厚くする、
そして時間を管理して学ぶ時間を作り
所得を上げていくしか無いわけです。
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-金が重くなるデフレ下で多額の借金をすることは
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>続編来たけど結論は…。
>対策を考えるとまともなマイクロファイナンスが必要ってことになるのか?
が言っているまともなマイクロファイナンスは
今問題になっている奨学金貸与と何ら変わりません。
利息が低い奨学金貸与であっても返済不能になる雇用情勢であるように、
日々の生活にも困る人に金を貸したとしても
それは月々の支払が増えるだけです。
社会科学者の時評: ■ 奨学金制度:返済できない卒業生 ■
http://pub.ne.jp/bbgmgt/?entry_id=4219084
>機構が2009~2010年,6カ月以上の延滞者3553人を調査したところ,職業は「アルバイト等」が36.9%,無職19.2%。正社員は28.5%にとどまる。年収は300万円未満が87.5%を占め,その半分近くは100万円に満たない。
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ということになる話だと思います。
詳しくは
貧乏人は失敗が出来ない。
http://bobcoffee.hatenadiary.com/entry/2013/10/03/154949
を見てください。
また、
奨学金を借りまくりレバレッジを効かせて
医者になったり、大企業に就職を目指す、
ただし失敗したら保証人である親ともども
自己破産という方法も無くはないでしょう。
そもそも親が子供を大学に送り出せない程の貯蓄なら
対してダメージも少ないように思えます。
借金をするならそのリスクに合うだけの
ベネフィット(利益)がなければしてはいけません。
追記
授業は無料、支払いは就職後に。
プログラマー養成学校「Appアカデミー」 « WIRED.jp
http://wired.jp/2013/03/20/free-learn-to-code-boot-camp/
いかんせん大学は4年制で就職を目的にあるわけではないので
単純に比較はできませんがこういうシステムもありだと思います。
関連
【されど学歴】授業料年27万円で国立大卒になれる「夜間主コース」 - 政治・社会 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130423/dms1304230736004-n1.htm